イルーシヴパンサー A評価
東京実績抜群で馬券を外したのは去年の安田記念だけ。その安田記念では直線最後方から最速の上りを使ったが、スローペースで展開的にさすがに厳しかった印象。その後のレースでは追込み脚質からポジションを少し意識的に上げる努力をしてる感じがします。前走の中山記念では最内を突くも進路がなくなり手綱を引いた結果の8着で度返しでOK。まだまだ元気な5歳馬で人気がなさそうですが全然好走はあり得る。
ウインカーネリアン B評価
マイル重賞を2勝しています。その内容を見てみると関屋記念ではスローの前有利な展開を2番手追走して、2番目の上りを使って完勝。東京新聞杯では内有利な馬場で逃げる競馬。ペースはミドルペースでしたが、内有利な馬場を活かして逃げ切り勝ち。スローペースだったり、内有利だったりと恵まれたのは確かですが、勝ち切ったのは素晴らしい。逃げてスローに持ち込めばあるいはといった感じです。
ガイアフォース B評価
前走は初のマイルで開幕週の京都競馬場の高速馬場での好走と、マイル適性の高さを見せつけました。2走前のAJCCでの敗因はスローからの瞬発力勝負になったことでキレ負けをしたと思っています。また、前走のマイル戦であっても折り合いはついておらず、折り合いは常に課題。それと、脚質は先行ですが、ゲートを出た後はだいたい右に寄れますので、出遅れる可能性も考慮すべき。最後に、東京競馬場は初挑戦でそのあたりは不安点であり、走法的にはキレよりもパワー型に移り、加速には時間がかかるタイプなので、長い直線はプラスで、さらにハイペースとかでスタミナ勝負とかになったほうが好走するかなという印象です。
カフェファラオ C評価
芝での好走なし、厳しいと思います。去年の安田記念では先行してますので、直線入り口の時点では前の方にはいそうです。
ジャックドール C評価
今まで13戦して全て2000mという変なローテでしたが、前走でG1を勝ってようやく別の路線を探し始めたのでしょうか、初のマイル挑戦です。中距離では速い脚を使って逃げていましたが、マイルに換算するとせいぜいミドルペース程度の道中のスピードで、逃げ、先行をしようとなると今まで以上のペースで走る必要がありそうです。かなり未知数な部分があり、ジャックドール自身も初めての距離で戸惑うと思いますし、実力が発揮できるかは微妙。いきなりのマイルG1で、ここは静観するのがいいと思っています。
シャンパンカラー B評価
前走は稍重馬場で内が荒れているところを外から馬場を活かして伸びてきた印象です。前崩れの展開で、展開がはまった感がありますので、あまり評価しすぎないほうがいいかなと個人的には思います。また、2走前のニュージーランドトロフィーでは中団内目を追走するもエエヤンの瞬発力に負けた感じで、特徴としてはそこまでキレる脚は持っておらず、じわじわと伸びてくる感じで、2000mの京成杯では最後脚が止まっていたように見えましたので距離はマイルまでといった感じ。前走は出遅れて後方からでしたが、もともとは先行脚質。今回も好走するとするなら、先行してもワンパンチ足りない感じですので、出遅れて前走のような外差し馬場にならないと厳しいと思います。
シュネルマイスター A評価
前走のマイラーズカップでは前有利な馬場を後方外目から差し切っており、メンバー内では力が上位なことを証明してくれました。ただ、馬体重はマイナス14キロと思ったよりも仕上がってしまった可能性があることは注意。2走前の中山記念では最内を突くも進路が狭くなるロスがあって負けてますが気にしなくていいと思います。3走前の香港マイルも海外G1で国内の成績とは直結しないのでそんなに気にしなくていい。問題は4走前のマイルCS、道中は後方内目を追走で、直線ではエアロロノアに少し閉じ込められそうになったとはいえ瞬発力が少しなく、じりじりとしか伸びず、最後は雪崩れ込んだ形での5着。実力上位は間違いないが以前ほどの強さは最近は感じなくなっており、展開が不利に働くなどなれば馬券内を外す可能性もあるかと思います。
セリフォス S評価
デビューから前走を除いて一貫して1600mを使っており、マイルのスペシャリストです。前走のドバイターフでは最後の直線で伸びてはいましたが、最後の100mで脚が止まってしまった感じで、距離が長かった印象です。特徴は後方からのキレのある脚で、2走前のG1のマイルCSでは後方からキレのある脚で差し切り勝ちで完勝しており、ペースもそこまで向いたわけではなかったですので、一枚力が上な感じはします。心配点は前走で見せたスタミナの少なさで、スタミナを消耗しやすい今までに経験のない重馬場やハイペースなどに対応できるかどうかといったところです。
ソウルラッシュ A評価
G1ではまだ好走はありませんが、進路がなくて追えなかった安田記念と4着のマイルCSと、能力的にはG1でも好走があっておかしくはありません。ただ、ワンパンチ足りない感じで、展開や馬場の恩恵が欲しいところです。得意の条件としてはやはり重馬場。重馬場での成績は全勝ですし、一番強い勝ち方をしたのも稍重馬場のマイラーズC。ペースはハイペースの経験がなくそのあたりは未知数です。今週は雨模様ですので、そのあたりも含めて好走の期待は上がります。
ソダシ S評価
マイルでの成績は今まで馬券内を外したことがなく、抜群の安定感を発揮しています。強みとしてはスタートだと個人的には思っています。前走のヴィクトリアマイルでも大外スタートだったにもかかわらずいいスタートを決めて2番手追走で直線でも番手から伸びてくる強い競馬でした。確かに近走は勝ち切れてはいませんが、馬券を外す姿は想像しずらく、抑えておく必要はありそうです。
ソングライン S評価
前走は前でソダシとスターズオンアースが粘る展開を内から差し切って勝っており、東京のマイルでは去年のヴィクトリアマイルでの5着以外では馬券を外したことがなく、その外したヴィクトリアマイルでもソダシが早め先頭に抜けて圧勝し、2着とは差のない5着とほぼ2着みたいなものでした。去年も安田記念で勝っており、ローテーション的にも余裕のある感じもしますので、今回も期待できそうです。
ダノンスコーピオン C評価
去年のNHKマイルを勝っていますが、近走は凡走続きで、前走の京王杯SCでも11着と大敗しています。初めての1400でしたが、ペースもそこまで速くなく、短距離のようなペースに巻き込まれたわけでもないですので、言い訳はできないかなと個人的には思っています。また、去年のマイルCSでも直線で伸びを欠いての11着と負けており、こちらのレースも特に不利があったわけではなく、なかなか調子が上がってこない感じで、ここでも好走はなかなか難しいと考えています。
ドルチェモア C評価
昨年の朝日杯FSの勝ち馬ですが、直近の2走では凡走が続いています。前走のNHKマイルは外差しの展開で、前目の内を走ってのものなので、そこまで気にしなくてもいいですが、それにしても負けすぎ。2走前のNZTでも若干外差し馬場ではありましたが、あっさりと負けてしまい。G1馬としては物足りないものに映ります。今回と同じ舞台のサウジアラビアRCを勝ってはいますが、メンバーレベルは低くそこまで評価できるものではないですので、近走の走りを見てもなかなか厳しいと思います。
ナミュール B評価
前走のヴィクトリアマイルでは道中での不利があり、ポジションが後ろになってしまい、直線でもディヴィーナに蓋をされ追い出すのが遅れてしまう不利がありました。しかし、追い出してからの反応はそこまで良くなく、不利がなくても3着あったかどうかといった感じに映りました。2走前の東京新聞杯では外目先行し、まずまずのペースを追走し、最後はアタマ差の2着。5着までクビ差の接戦でメンバーレベルはG1では少し足りないといった感じでした。全体的にワンパンチ足りない感じで、好走があるとすれば先行して前有利な展開になって雪崩れ込むといった感じでしょうか。重馬場だったエリ女ではまずまず外目を追走しての好走でしたので、重馬場適性は無くはないといった程度です。
ナランフレグ C評価
マイルの経験は去年の安田記念だけで、去年の安田記念では後方からそれなりに伸びての9着でした。スプリント戦と比べるとやはり爆発力に欠ける印象でしたし、年齢を重ねて主戦場ではないマイルでどこまでといった感じです。
マテンロウオリオン C評価
近走は前に行ったら最後の脚が残らないし、後方からだといい脚は使っても届かないといった。なかなか乗り難しい感じです。それでも好走があるとしたら、後方から末脚に賭ける競馬をした方がいいと個人的に思っています。まぁそれでも相当展開がはまらないと好走はなさそうで、もう少し武器を鍛える必要があると思います。
メイケイエール C評価
前走の高松宮記念では折り合いを欠きながらの追走で、直線での伸びも良くなく、12着と大敗しています。近走のベストパフォーマンスは去年のセントウルSで、高速馬場をハイペースで追走した時のレースでした。気性からも道中はある程度のペースで走れた方が良く、ペースが落ち着くマイル戦は適正が下がると考えます。また、週末の天気も良くなさそうで、重馬場はあまりいいイメージがないですし、ここでは難しいレースになりそうです。
レッドモンレーヴ B評価
前走の京王杯SCでは中団外目からまとめて差し切り、完勝といえるレースでした。短距離としてはペースはそこまで速くなかったですが、マイル戦としてはまずまずよくあるペースだったかなと思います。そのレースで完勝したのは評価できる。2走前のダービー卿ではスタート出遅れて、直線も大外を回す競馬で最速の上りを使うも前との差が大きく届きませんでした。近2走ではゲートでの駐立が出来ておらず、出遅れる危険性がありますが、重賞でも十分に勝ち負けできる実力持ちで東京競馬場との相性も良さそうです。不安点としてはスタミナで、1800以上のレースを勝ってはいますが、かなりのスローペースで、スタミナが結構要求される安田記念だとそのあたりの裏付けが欲しいところです。
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