馬場想定
今週から東京競馬場はCコースを使用することになり、3,4コーナーの内側はかなり状態は良さそうで、内を通った馬はスタミナをロスせずに直線に入れそうです。
ただ、土曜日のレースを見ていますと、逃げ切り勝ちもありましたが、外から差してくる展開もあり、ペース次第で、後方からの差しも届くといった感じでした。
今回は逃げ、先行勢が多く、ペースがある程度流れると予想されますので、中団、後方から速い上りを使えることが必要となりそうです。
隊列予想
今まで逃げてきた馬がまずまず多く、逃げ馬候補は難しいですが、直近で逃げ切り勝ちをしているパクスオトマニカを逃げ馬と予想します。
外枠のパクスオトマニカに続いて先団には外枠のドゥラエレーデとサトノグランツも前に上がっていきそうです。内からはホウオウビスケッツ。グリューネグリーンも脚質は先行。
中団前目には最内枠に入ったベラジオオペラ、ショウナンバシットも前走は後方からでしたが、本来の脚質は前目。トップナイフもスタートが良ければ前に行きそうです。
中団後方には、メタルスピード、フリームファクシ。
タスティエーラとファントムシーフと先行脚質ではありますが、先行勢が多く、全体の流れを見れる中団辺りを追走。
後方にはシャザーン、シーズンリッチ、ソールオリエンス、ノッキングポイント。
最後方にスキルヴィング、ハーツコンチェルト。
展開予想
レースペースはミドルペースと予想します。
Cコース替わりで前有利という認識がありそうですし、逃げ、先行馬が多いので、ハイペースも考えられますが、有力馬に差し馬が多く、そこまで速い流れにすると不利になりますので、そのあたりは互いに牽制しあう展開になりそうです。
また、後方の有力馬たちは直線だけの競馬だと差し損ねのリスクを持っていますので、4コーナー手前からポジションを徐々に上げる必要がありますので、ペースが上がるのは4コーナー手前からで、4ハロンくらいのロンスパ戦になりそうです。
基本手には中団、後方の差し馬有利で、先行馬が粘るには、4ハロン以上の速い上りで粘ったことがあるかどうか。
また、差し馬が好走するにも、4ハロン以上の速い流れを差し切ったことがあるか、もしくは東京で最速の上がりを使ったことがあるかなどにも注目していきます。
全頭診断
S評価
スキルヴィング
A評価
ソールオリエンス
ハーツコンチェルト
ファントムシーフ
B評価
タスティエーラ
サトノグランツ
シャザーン
ショウナンバシット
パクスオトマニカ
フリームファクシ
ベラジオオペラ
ホウオウビスケッツ
C評価
グリューネグリーン
シーズンリッチ
ドゥラエレーデ
トップナイフ
ノッキングポイント
メタルスピード
調教分析
A評価
ハーツコンチェルト
タスティエーラ
B+評価
ノッキングポイント
シーズンリッチ
ソールオリエンス
スキルヴィング
最終結論
◎ハーツコンチェルト
○ソールオリエンス
▲タスティエーラ
△スキルヴィング
★サトノグランツ
ハーツコンチェルト
毎レース最速に近い上りを使ってきますが、瞬発力があまりなく、トップスピードになるのに時間が掛かるタイプで、小回りコースで行われたホープフルS、若葉Sでは脚を余らした印象です。同馬の特徴はトップスピードの維持率で、レースレベルが上がり、ロンスパ戦になればなるほど最後まで伸びきってくる、そんな柔らかい走りが今回の展開にマッチすると考えます。また、前走の内容からもスキルヴィングとはそこまで差のない競馬をしており、それに対してオッズは約6倍とオッズの面からも積極的に買っていきたいと思います。
ソールオリエンス
皐月賞では4コーナー17番手から差し切り勝ちという意味の分からない勝ち方。京成杯でも4コーナー上手く回れなかったにも関わらず直線半ばで余裕の差し切り勝ち。同世代との勝負付けは済んだとの意見も聞かれますが、このレースどちらも中山競馬場。一番苦戦したのが東京競馬場で行われた新馬戦というのが一抹の不安点かなと思います。つまりは使える脚は短い説ですね。人気とそのあたりを考え対抗にしました。
タスティエーラ
前走の皐月賞では先行勢の中で唯一好走しており、ハイペース耐性が大変強い馬です。その代わり今まで一番の上がりを使ったことはなく、差し脚の勝負では分が悪いような気がします。ですので、タスティエーラが先行してくれればという条件付きで好走あるのかなと思っています。
スキルヴィング
世代上位馬との対決は初めてですが、今までの差し脚を見ていると通用しそうなそんな印象があります。また、なんといってもファントムシーフを乗っていたルメールがスキルヴィングを選んだというのが一番のインパクト。それだけで抑えておく必要があるといっても過言ではないです。
サトノグランツ
大外枠に入ってしまったですが、スタートさえ決めれれば先行して長くいい脚を使ってきますので、東京の直線との相性はかなりいいと思います。瞬発力が低くズブい馬ですが、川田の継続騎乗でそのあたりの追い出しのタイミングを把握しているのは大きい。
枠的には良枠に入った。ベラジオオペラとホウオウビスケッツは血統面からサンデーサイレンス持っていないので、パンパンの良馬場の東京では厳しいとみて見送ります。
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