馬場想定
土曜日の京都競馬場の天気は晴れで、良馬場での開催でした。
土曜日の傾向としては、内、外というよりも、速い上りが使えるかどうかが重要な感じで、上位陣は１２００戦を除けば速い上りを使えた馬が上位を独占していました。
上り３Ｆが３４秒台くらいが一つの目安です。
ただしかし、土曜の夜から日曜の早朝にかけての天気は大雨で、１Ｒのころには天気は回復してきますが、朝一の時点では重馬場か不良馬場くらいまでべちゃべちゃになっていると考えられます。
昼以降に馬場が回復してきたとしても、稍重～重馬場といった感じでしょうか。
土曜日程キレが求められる馬場ではなくなるはずで、スタミナを要求されるレースとなりそうです。
また、内外の差ですが、馬場は内側から乾くのが基本ですので、内の方を通った方がスムーズに走れるとは思います。
隊列予想
逃げるのはアフリカンゴールド。スタートでは他馬に後れを取ることが考えられますが、正面スタンド前で、外枠スタートですので、捲って先頭に立ちそうなイメージです。
番手にタイトルホルダー、テンのスピードが速いですし、キレ勝負に持ち込みたくない、はずですので、積極的に前にはいくはずです。
続いて、ディープボンドとディアスティマ。２頭ともキレ勝負では分が悪く、前に付けるだけ付けたいはず。テンのスピードのなくなってきているディープボンドですが、枠の外側に先行脚質の馬がおらず、いつもより楽に前に付けれる可能性が増えました。
先団にアスクビクターモア、ブレークアップ、アイアンバローズ。前走出遅れたアウスクビクターモアは本来は気性的に前に行きたがる馬で、追い切りを見てる感じだとまだその癖は抜けていないと感じました。テン乗りの横山武史ですが、馬が勝手に前の方に行きそうです。アイアンバローズは前走は控え過ぎたとコメントがあり、騎手が変わりますが、陣営から前のポジションを取るように指示が飛んでいるはず、内枠なのもいい。ブレークアップは本来は逃げる可能性もあったのですが、前走で、中団からの競馬で目途が立ったとかんじましたので、外枠気味ですし、逃げ馬を見ながら追走することが考えられます。
先行馬が多いので、シルヴァーソニック、ジャスティンパレス、マテンロウレオ辺りが、中団のポジションになりそうです。ボルドグフーシュは今の京都だと川田はポジションを前目に取る可能性が高く、外枠ですので、中団辺りを追走でしょうか。
ここからははっきりと後方脚質の馬で、前崩れの展開待ちの人気薄の馬が続きます。
ヒュミドール、ディープモンスター、サンレイポケット、メロディーレーン、エンドロール、トーセンカンビーナ。
展開予想
ペースはハイペースまであると思います。
序盤はタイトルホルダーが速目に逃げ、中盤はアフリカンゴールドが逃げ、終盤にまたタイトルホルダー早目に逃げる展開を予想します。
先行勢はキレがない馬が多く、４コーナー時点でセーフティーリードを取りたい心理が強く働くと思いますので、中盤は少し緩んだとしても、序盤はポジション取りが激しそうですし、後半は後続を離して隊列は縦長にしたいでしょうから、ペースはやはりミドルペース以上は間違いないかと。
タフなレースになりそうで、スタミナ重視の予想でいきたいと思います。
全頭診断
調教分析
Ａ評価は以下の通りです。
タイトルホルダー
その次にいい動きだったＢ＋評価は以下の通りです。
アイアンバローズ
アスクビクターモア
ジャスティンパレス
ヒュミドール
ボルドグフーシュ
レース予想
予想するうえでポイントは４つで
ペースを作るのは実質タイトルホルダーで、①ミドルペース以上でハイペースまである流れ、キレよりもスタミナ重視。
また、タイトルホルダーが作るレースは②縦長の隊列が多く、隊列的には前有利で、３コーナーから前に上がっていくくらいの③機動力がないと直線一気の差し馬では厳しいと思います。
馬場に関しても、④乾いてくるなら内側からで、逃げ先行勢が止まらない可能性が高い。
◎ディープボンド
○タイトルホルダー
▲アスクビクターモア
△ボルドグフーシュ
ディープボンド
スタミナは実績であることは分かっています。土曜日の夜の雨でそこまでキレを要求されない絶好の馬場に変わっているのが大きく、オッズ的に一番期待値が高いのがこの馬だと思います。近走はずっと外枠続きで、先行脚質のこの馬にとっては不利な枠が続いていましたが、本番のこのレースで久々の内枠を引けたのも大きく、序盤はいつもより脚を使わなくてよくなったのもいいと思います。
タイトルホルダー
雨は大歓迎で、京都替わりのデメリットを帳消しにしてくれる恩恵を受けれた形となりました。良馬場ですと、４歳馬に重い印を打とうかと思っていましたが、馬場が渋るのであれば、この馬を無視するわけにはいきません。いつもの展開に持ち込めば、ペースは速めで、縦長の隊列を作る、スタミナさえあれば好走できる前有利な流れになりそうです。
アスクビクターモア
前走は出遅れで終了したレースで、速めのペースで引っ張った菊花賞でスタミナを示して、馬場が悪かった皐月賞の内枠で好走できているところを見ると馬場が悪くても走れると思います。枠も内枠に入り、先行してから持続力のある脚で、伸びてこれそうです。
ボルドグフーシュ
隊列的に機動力がない差し馬は不利になりそうですが、この馬は全頭診断でも書いたとおり、持続力のある脚を持っており、機動力があるのが武器ですので、差し馬の中でこの馬を一番手に取りたいと思います。ただ、今の京都では前が前が止まらない可能性も高く、印は少し低めになりました。
ジャスティンパレスは最内枠に入ったことで逆に外から被せられて、想定以上にポジション後ろになりそうなのがマイナスで、馬場がそんなに良くないのもマイナス、前走がスローペースで好走と今回のペースとは違う点で評価を落としました。菊花賞でミドルペースは好走できているのですが、２番人気というのもあり、５番手以下の評価とします。
穴馬として考えていたブレークアップですが、この馬はスローペースでこそ輝くと思っていますので、今回はペースが合わないかと。
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