【能力分析】天皇賞(春)2023 全馬診断

全頭診断は数が多いので、徐々に内容を足していきます。
各馬の評価については全頭見終わってから付けることになります。
各馬の評価は上からS,A,B,Cとなっています。

アイアンバローズ B評価

阪神大賞典 スローペース 良馬場 7着
スタートは良かったが、抑えめで中団外目を追走。かなりのスローペースで、前有利な展開、3コーナー過ぎから積極的に馬群の外を上がっていったが、直線では脚が残っておらず、完敗。コメントでは「控えたが,抑えすぎた,走る気を邪魔してしまった」とあり、天皇賞ではもっと前に行くことが想定される。

東海S スローペース 良馬場 10着
スタートまずまずも積極的に上がっていき3番手外目追走。序盤は少し行きたがる面を見せ折り合いに若干不安。レースペースはスローで、前有利の展開だったにもかかわらず直線では手ごたえなく、沈んでいった。

ステイヤーズS スローペース 良馬場 4着
スタートはまずまずで中団外目を追走。1週目の向こう正面でかかり気味な感じで、2番手まで上がっていく。2週目の3コーナーでペースが上がった際に積極的に上がっていき、脚を使ってしまい、最後の脚が鈍ってしまった。終始ロスの多い競馬で内で立ち回れればもう少し着順が上だった可能性はありますが、展開自体は前有利でそんなに評価できない。

総評

一番の不安点は折り合いでしょうか。道中で折り合いがつかず、変なところで脚を使ってしまい、最後の伸びに欠けることが多いです。気分よく走れればもともとの能力はあるので、好走可能だと思いますが何かきっかけが欲しいです。思いつくのは内枠を引くことでしょうか。内枠からスタート決め、前に行って気分よく走れればあるいはです。

アスクビクターモア A評価

日経賞 ミドルペース 不良馬場 9着
ゲートに突進し、飛び上がる形で出遅れ。道中は後方4番手と初めて後方からの競馬。3コーナーで馬群の外を上がっていくも、直線では脚が残っておらず。初めての不良馬場に戸惑いがあったのか、ゲートにぶつかってやる気がなくなったのか。

菊花賞 ミドルペース 良馬場 1着
スタート良く、2番手追走。逃げたセイウンハーデスを無理に追わず、マイペースで走れた。前半はペース速めも、中盤で少し緩み、後半もロングスパートとメリハリの利いた結構きつい展開。4コーナー手前で、セイウンハーデスを捕まえると4コーナーで後続を突き放し、セーフティーリードかと思われたたが、最後は2,3着馬に詰め寄られたがしのぎきって1着。ペース的には差し有利な感じだったので残ったのは評価できる。

セントライト記念 スローペース 稍重馬場 2着
スタート良く、積極的に前に行き、3番外目を追走。スローペースも3コーナーからペースが上がっていき、手応え十分に上がっていく、直線では外から来たガイアフォースを一瞬差し返すも、決め手の差でアタマ差の2着。

総評

前走はゲートにぶつかり、大きく出遅れたが、基本的にスタートは上手い。スローからの瞬発力勝負よりも、道中で後続に脚を使わして、先行から逃げ粘るのが得意。勝っているレースも圧勝のレースはなく、勝負根性はあるので直線での粘り腰で好走する感じ。また、ダービー3着が大きく、スピードが求められる東京G1で好走できてるのは京都と繋がるはず。

アフリカンゴールド C評価

阪神大賞典 スローペース 良馬場 4着
スタート良く、積極的に逃げる形。かなりのスローペースで、3コーナーからペースを上げて行って、後続との差を広げながら好走パターンに持ち込むも、最後はクビ差で差されてしまった。ほぼ完壁なレースができた。

京都記念 ミドルペース 良馬場 9着
スタートまずまずも外からユニコーンライオン(坂井瑠星)が切り込んできて,手綱を引くロスがあり,さらにキングオブドラゴンにも進路取られ,後方内目からの競馬。そんなにキレがあるわけではないので,この馬なりに伸びてはいるが前には届かず。

日経新春杯 スローペース 稍重馬場 9着
スタートまずまずも積極的に押していって逃げる形。先頭に立つとペースを落とし,スローペースへ。ラスト3コーナー過ぎ位からペースを上げ始め,押し切りを狙うが,ラスト200で止まってしまい9着。

総評

逃げ馬のわりにスタートはあまり速くなく,速い逃げ馬がいるとなかなか逃げれない場面も。スローにペースを落として最終コーナーでリードを取って逃げ切る戦法が得意で。キレる脚は持っておらず,メンバーに結果がかなり左右されることが多い。今回は有力馬の先行力が高く,逃げれない可能性が高く,メンバーとの相性は悪い。

エンドロール C評価

安房特別 ハイペース 良馬場 1着
スタートはソロっと出て、後方外目を追走。隊列はかなり縦長で前の馬がハイペースで飛ばす。しかし逃げ馬たちが3コーナーあたりで、ズルズル下がっていき、後方の馬がどっとまくる展開。内の馬場が荒れており、馬場も差し馬に向いた感じもします。直線ではじりじりと力強い伸びで差し切るも、そこまで余裕はなかった。

総評

2勝クラスをようやく勝てた現状。脚質も差しで好走できる要素はない。

サンレイポケット B評価

阪神大賞典 スローペース 良馬場 6着
スタートは良く、中団内目で脚を溜める形。かなりのスローペースで前有利な展開。初の長距離戦で、未知数な面が多かったが、3コーナー過ぎからペースが上がった際にもついていけており、最後も脚が決して止まることなく伸びてはいた。ワンパンチ足りない感じも悪くはなかった。

日経新春杯 スローペース 稍重馬場 10着
スタートまずまずも馬なりで結局後方からの競馬を選択し,後方外目を追走。スローペースで前有利な展開で道中は折り合いにも少し怪しい感じが見られた。4コーナーから押していくも全体のペースも上がって前との差が縮まらず,直線では大外に持ち出すも脚色が同じになり順位は上げれなかった。

チャレンジC ハイペース 良馬場 4着
スタートまずまず,そんなに押していかずに後方中目を追走。レッドベルオーブの速い逃げで結構しまったペースになり,差しが決まりやすい展開。4コーナーでの手ごたえも良く,直線でも伸びたが,ラスト100で脚色が同じになり,届かず。

総評

脚質は中団から後方の差しで,スタートはそこまで速くないので,今回のメンバーだと後方からの競馬が予想されます。瞬発力はそこまでなく,長くいい脚を使えるのが特徴で,持久戦の方が得意な感じです。前走は初の長距離戦に挑戦して最後まで伸びて来れてましたので,距離は問題ないと思います。差し馬が台頭してくる展開になれば3着はあるかもしれません。

シルヴァーソニック B評価

レッドSTH 良馬場 1着
スタート良く前半は行きたがるも内の3番手といいポジションを取る。ペースはスローで,前有利な展開。4コーナーでスムーズに加速すると直線でも後続を退け1着。

ステイヤーズS スローペース 良馬場 1着
スタート良く、中団の内のいいポジションを確保。道中は折り合いは問題なく、自分ペースで走れており、内でしっかりと脚を溜めることができた。3コーナーでペースが上がった時もついていかず、4コーナーから追い出す形。直線でも最内がすんなり開いてそこを突く、完璧な競馬できた。

阪神大賞典 スローペース 良馬場 3着
スタートスムーズで中団内目を追走。ペースが落ちた向こう正面でも折り合いに問題はなかった。3コーナー辺りからじわじわとポジションを上げ始め,内から上がって行った。4コーナーでは手ごたえ良く,上がって行くも直線ではじりじりとした伸びで,上位馬にはキレ負け。

総評

スタートは安定しているので,先団から中団の好きなポジションを取れそうです。近3走では長距離戦をスローペースな展開で,内の経済コースを走っての好走ですので,あまり評価をし過ぎると危険な香りはします。サウジのG1のメンバーレベルは分かりませんが,馬場は綺麗でしたので,内前有利だったとは思います。

ジャスティンパレス S評価

阪神大賞典 スローペース 良馬場 1着
スタート良く、絶好の逃げ馬の番手のポジションキープ。スローペースの展開も向き、内でじっと脚を溜めれたのも良かった。直線では進路が狭くなる不利もあったが、そこからすんなり伸び完勝だった。

有馬記念 ミドルペース 良馬場 7着
スタートまずまずで,積極的に前にポジションを取りに行って内の4番手を追走。序盤はペースが速く,中盤ではペースが緩んだが,先行勢が全滅なのを見ると前は結構厳しいペースだったのかなと結果を見るとそう取れます。4コーナー手前から手綱が激しく動き始め直線では最内を突いて伸びるも外差しの馬の脚色が良く,止まっては無いが7着。マーカンドのコメントでは「瞬発力勝負になって力を出し切れなかった」とのこと。

菊花賞 ミドルペース 良馬場 3着
スタート良く、先団中目を追走。道中は折り合いも良く、脚を溜める形。4コーナーで進路が狭くなり、手綱を引く場面も見られたが、そこから再度伸びてきて、最後まで伸び続けての3着。

総評

スタートは上手いので,先団のいいポジションは取れそうです。騎手のコメントを見てると瞬発力は無いというコメントが散見され,そこは一つの特徴かなと思います。たしかに速い上がりを求められたダービーではキレ負けしているように見えました。ただ,スタミナが要求される長距離路線では結果を出しており,立ち回りの上手さと最後まで止まらない脚で安定して力を出せるかのかなと思います。前走はスローで前有利な展開でしたが,菊花賞ではそれなりのペースを追走して好走出来てますし,今回も有力候補だと思います。

タイトルホルダー S評価

日経賞 ミドルペース 不良馬場 1着
スタートを決め自分のペースに持ち込む。変にペースを落とさず、後続に脚を使わす競馬で、3コーナーからペースを上げるのもスムーズで、直線では突き放す横綱相撲。上りが掛かる馬場も相性が良かったように思いますし、完璧なレースだったと思います。

有馬記念 ミドルペース 良馬場 9着
スタートまずまずも積極的に押していって,単騎逃げ。序盤はペースが速かったが,中盤でペースを落とし,いつもなら4コーナーで後続を突き放すのに今回は手ごたえ怪しく,直線では何も出来ずに沈んでいった。騎手のコメントでは「スタートからいつものように進んでいかなかった」とあり,ペースよりも体調や精神面が大きな理由なのかなと思います。

凱旋門賞 重馬場 11着
スタートから積極的に出していき,マイペースの逃げ。直線入り口での手ごたえはあったように見えたが,スピードが乗らず,沈んでいった。凱旋門の重馬場でマイペースでもスタミナが削られたか。

総評

スタートまずまず上手いですので,今回も逃げる可能性は高い。逃げ方としてはスローペースには落とさず,ミドルペース程度の逃げで,道中で後続に脚を使わすイメージ。勝つときは圧勝というレースが多く,ピンかパーという感じ。今回は先行勢が多いので,逃げるのか,番手の競馬をするのかが鍵を握りそうです。また,今年は京都で行われる天皇賞(春)ということで,今まで勝ってきた,菊花賞と天皇賞(春)は阪神開催だったため,以前よりも速い上がりが求められることは覚えておきたい。ただ,去年の宝塚記念をレコードで勝っているので,スピードも兼ね備えている可能性はある。

ディープボンド B評価

阪神大賞典 スローペース 良馬場 5着
スタート良くガシガシに押して、2番手につける。スローペースで前有利な展開で、展開は向いた。最後まで脚は止まっていないが、瞬発力と最高速度の2点で他馬に後手を取ってしまい、近走は好走できていない。

有馬記念 ミドルペース 良馬場 8着
大外スタートで積極的に押していき、強引に3番手外目につける。終始馬群の外々を回る距離のロスがあり,4コーナーの時点でそんなに手応えは残っていなかった。最後直線では止まらず伸び続けていたが,脚色が差し馬の方が良く,差されてしまった。

凱旋門賞 重馬場 18着
スタートから積極的に追っていくも,4番手までで,テンのスピードの無さが気になります。4コーナーで既に手ごたえが悪く,馬群に呑まれ,後は沈んでいくだけ。ドウデュースには先着しており,日本の馬場との違いからここでの凡走は気にしなくていいでしょう。

総評

近走はスタートの遅さが目につきます。なかなか前に進んでいかず,スピード勝負になった場合に不利になりそうです。また,瞬発力やキレもそこまで見られないので,スタミナ勝負にならないと厳しい印象です。

ディープモンスター B評価

金鯱賞 スローペース 良馬場 5着
スタートそこそこで出たなりで4番手追走。スローペースで序盤は少し掛かり気味でしたが向こう正面で折り合いは付いていました。4コーナーから一気にペースが上がり,各馬手ごたえ十分に団子状態で直線に入りそこそこの伸びも,一瞬進路が無くなる場面もあり,前も止まらず,順位は上げれなかった。

関門橋S ハイペース 良馬場 1着
スタートはスムーズで,若干行きたがる面を見せ,折り合いはギリギリか。中団内目を追走。レッドベルオーブの単騎のハイペースの逃げで,馬群自体はミドル~スローペース程度。3コーナー辺りからペースが上がり始め,直線では最内を突いて差し切り勝ち。最後はまだ余裕があったが,2着馬のダンディズムは4コーナーで外々を回っており,最内を突いたのが大きかった印象もある。

アンドロメダ スローペース 良馬場 2着
スタートはまずまずも最初から手綱を抑え気味で中団中目を追走。スローペースも馬群は固まっており,差し馬でも届く隊列。3コーナーから馬群の外々を回って進出開始,手応えは十分に見えたが,キレはそこまでで徐々に伸びていき,2着。オープンクラスなら安定して掲示板は来れる力は持っている。

総評

スタートは悪くないですが,折り合いに少し不安があり,ソロっと出すことが多い感じです。最後には堅実に脚を使ってきますし,オープンクラスでも展開に左右されず,安定して成績は残せていますので,G1ですが枠が良ければ好走の可能性はあるのではないかと思います。

ディアスティマ C評価

日経賞 ミドルペース 不良馬場 3着
スタート速く、タイトルホルダーの2番手を追走。道中は折り合いも問題なく、タイトルホルダーに付いていく脚を使ったものの、最後まで前の方で粘り、3着と好走。馬場が渋ったのも良かった。

ステイヤーズS スローペース 良馬場 9着
ゲートはそこそこも二の足が速く、すんなり逃げれた。スローペースで前有利な展開を演出も、3コーナー手前からペースが上がりロンスバ戦になり,直線半ばで力尽き下がっていった。

京都大賞典 スローペース 稍重馬場 5着
ゲートは普通に出ますし,なんせ二の足が速く,楽に2番手追走。首をグッと巻いて少し力みながら走ってる印象。徐々に逃げていたユニコーンライオンとの差を縮めていき,4コーナーの時点では手応え良く直線に入っていった。一瞬先頭に立つ場面があったが,トップスピードで上位陣との差があり,5着まで。

総評

スタートが速く逃げる気があるなら,十分逃げ候補。長期休養明けの近3走のレースでは末脚のキレは見られず,不良馬場で上がり38秒の日経賞で3着と,馬場の恩恵が無いと好走は難しいと思います。

トーセンカンビーナ C評価

ダイヤモンドS スローペース 良馬場 8着
スタートまずまずも,二の足がなく,最後方からの競馬。直線では大外に持ち出し追い上げるも16頭立ての最後方からで,前には遠く届かず。

天皇賞(春) ミドルペース 稍重馬場 10着
スタートまずまずで結構押してポジションを取ろうとするも進んで行かず,最後方からの競馬。道中は最後方ではあったが,最内をロスなく通って経済コース追走。4コーナーでも最内を突いて追い出し,距離ロスの無い競馬をしての着順で評価できない。

総評

スタートが絶望的に遅く。最後方最有力候補。最後の直線だけの競馬が予想され。好走するパターンがイメージできません。超ハイペースで前崩れくらいでしょうか。

ヒュミドール C評価

ダイヤモンドS スローペース 良馬場 2着
スタートまずまずも馬なりですんなり先団内目を確保。道中は折り合いは問題なし。終始馬場の内の経済コースを走り,かなり有利なポジションでレースを進める。直線でも最内がスッポリ空き,そこを突いて伸びてきた。最後の末脚は良かったが,レースを通じてコース取りが有利すぎた感が凄い。

中山金杯 スローペース 良馬場 13着
スタートで飛び上がり,最後方から。道中は少しポジションを上げ,後方内目を追走。そのまま内目をロスなく進んで行き。直線だけ外に出しての追い出し。直線の伸びはそこそこで,バテた馬を交わしてゴール。

アンドロメダ スローペース 良馬場 10着
スタート後ろ重心で,少し出遅れ気味。中団外目を追走。2着馬のディープモンスターの後ろに付けていたが,ペースが上がった4コーナーで一気に離され,直線でもあまり伸びずに,ずるずる下がっていった。

総評

前走のダイヤモンドSは内枠を活かして先団内をポジションに取れたのが大きかった。それ以前のレースは基本差し競馬で,そんなにキレる脚を持っていないので,届かず負けというレースが多く,前走は久々の好走だった。スローからの瞬発力勝負よりはスタミナを要求される展開の方が適正はあるとは思うが,メンバーレベルが大きく上がる今回はさすがに厳しい。

ブレークアップ B評価

阪神大賞典 スローペース 良馬場 3着
スタート良く、5番手中目を追走。スローペースで前有利な展開で、展開は向いていた。直線ではペースが上がった時にもついていけれていたし、最後の坂を上ってからはボルドグフーシュを差すような勢いで伸びてきていたのも良かった。

有馬記念 ミドルペース 良馬場 16着
8枠スタートで,ゲートはそこそこでも積極的に前にポジションを取りに行き,2番手外目を追走。3コーナーでペースが上がったところで,少し遅れ始め,3,4コーナーの内が有れた馬場に入ったところでさらに一気にポジションを下げてしまい,再開でフィニッシュ。

アルゼンチン スローペース 良馬場 1着
ゲートはそこそこも少し強めに押していき,3番手内目の良いポジションを取る。道中の折り合いは問題なく,スローペースになったときもリズムよく走れていた。常に内を走りかなり有利なポジション。それでもラストの直線では54キロの斤量を活かし,前目からいい脚を使い,後続の差しをしのぎ切った。

総評

スタートは問題なく,前に行こうと思えば行けそうです。折り合いは問題なく,素直な感じがします。重賞で好走しているレースはスローペースというのが共通で,有馬記念では3コーナーで既に手応え悪く,G1のペースだとまだ不安が残ります。ただ,前走ではトップハンデを背負いながら3着に追い上げるなど,今回人気するボルドグフーシュに肉薄する走りを見せており,内枠でペースが落ち着くなら面白そうです。

ボルドグフーシュ A評価

阪神大賞典 スローペース 良馬場 2着
今までは後方からの脚質だったが、今回はスタートを決めて中団内目を追走。道中で馬群の外に出すと3コーナーから馬群の外を上がっていく、理想的な競馬が出来た。4コーナーで2番手まで上がっていきそのまま突き抜けるかと思われたが、最後は内で脚を溜めていたジャスティンパレスに突き放されたしまった。最後に外から来たブレークアップにも詰め寄られたのも不安。

有馬記念 ミドルペース 良馬場 2着
ゲートは悪くないが、二の足がつかず、後方内目からの競馬。外に進路は取らず、3コーナーから馬群をするする上がっていき、4コーナーで初めて外に進路を取り、上がっていく。直線でもそのままぐんぐん伸びていき、ハナ差の2着。

菊花賞 ミドルペース 良馬場 2着
スタートまずまずも手綱を抑えて,後方内目を追走。序盤は少し行きたがる素振りをみせ,折り合いには少し不安あり。向こう正面で徐々に内からポジションを上げていき3コーナー過ぎからスパート,上手く4コーナーで馬群の外に持ち出すと最速の上りを使い,ハナ差まで追い上げた。

総評

スタートはまずまず,行く気があれば中団くらいまでくる可能性あり。特徴としては機動力と持続力。機動力は過去のレースで3,4コーナーで馬群をスルスル上がって行く場面が多くみられ。持続力はその3コーナーから動いたのにも関わらず,最後まで止まらない脚を持っているのが強み。過去のレースで最速の上りを連発しており,G1でもその末脚は健在。菊花賞,有馬記念で好走しているようにスタミナにも問題なく,最後は追い込んでくる可能性が高い。

マテンロウレオ B評価

大阪杯 ミドルペース 良馬場 4着
スタート上手く、少し押し上げて、3番手内目を追走。淀みないミドルペースを内でロスのない競馬で直線ラスト200までは手応えも良かったが、ラスト200で脚が鈍ってしまい、止まってはないが、4着。上手く立ち回った印象が強く、4着は評価したいが、ポジションが良かった感は否めない。

京都記念 ミドルペース 良馬場 2着
スタートスムーズで、楽に2番手内目を取る。道中は外から上がってきた馬に前に入られて、徐々にポジションが下がっていき中団内目を追走。3コーナー過ぎから各馬が動き出すも、内でじっと我慢をし、ラスト300でようやく追い出し開始し、最後プラダリアを差して2着。決して勝ちいく競馬ではなく、届けばラッキーみたいな騎乗で、上手く立ち回った感が強い。

中山金杯 スローペース 良馬場 5着
ゲートで少し後ろ重心になり、出遅れ気味。それでも押して行って、中団内目にポジションを取る。3コーナー過ぎから各馬が動き出すも内でじっと我慢させ、余力はたっぷり、直線では進路を探すのに少しロスがあったが、進路見つけてからはいい伸びで4着。脚を溜めたわりにもうワンパンチ伸びが欲しかった。

総評

ゲートはまあまあくらいですが、二の足は結構速いので、前目のポジション取る気ならそれなりに取れそうです。近3走は内の絶好のポジションを取れたのが大きい印象ですが、大阪杯は結構ペースも流れていたし、4走前の中日新聞杯では5ハロンのロンスパ戦を前目から押し切る競馬で持続力のある脚を使えていたのは評価したい。ただ、長距離戦は初めてで、未知数な面が多いので、内枠に入って好位置を取れれば好走があるかといった感じです。

メロディーレーン C評価

阪神大賞典 スローペース 良馬場 11着
スタートで後手を踏み後方から競馬。道中も後ろで脚を溜める形で、スローペースの展開ではどうしようもなかった。それでも上りが特に速いわけでもなく、スタートを決めて前に行けれたとしても好走できていなかったと思う。

ステイヤーズS スローペース 良馬場 5着
スタートまずまずも徐々にペース上げ、先団の内目を追走。道中は折り合い問題なく、内で脚を溜める形。3コーナーからペースが上がった際についていき、直線でもまずまずの伸びを見せるもワンパンチ足りなく、止まってはいないが、後方からの馬に差されてしまった。

宝塚記念 ハイペース 良馬場 13着
スタートまずまずで馬なりでそのまま後方内目を追走。パンサラッサの引っ張る速い流れ。3コーナーですでに手ごたえが悪く、なかなか前に進んでいかず、直線では余力は残っていなかった。

総評

スタートはそんなにうまくないですし、後方脚質ですので、後方から競馬になりそうです。上手く立ち回れたステイヤーズSで5着と、現状重賞では力不足だと思います。

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