馬場想定
土曜日の中山競馬場は後半は良馬場での開催でした。
馬場の状態を見てますと、3,4コーナーでは内の方の傷みが目立ちますが、ラストの直線では内の方もまだそこまで荒れておらず、内差しもそこそこあり得る馬場状況です。
レースでは3,4コーナーで内が荒れているので外を回した馬が思っているより伸びず、5着くらいになることが多かったと思います。
まら、勝ち馬はラストの直線までに内で我慢をして直線で馬場の中央辺りに出した馬が多かったです。
3着までなら能力なくても内にこだわって、内差しを狙うのもアリですし、能力があれば直線大外回しても何とか届くかといった感じです。レースを見てると結構直線は馬群がバラけるので、内差しの難易度はそこまで高くないと思います。
まとめると、基本的に内が有利、ペースが速くなれば外の可能性も出てくるといった感じです。
展開予想
逃げ、先行馬が外枠に入り、内の馬は外から抜かされ思っているよりもポジションが後ろになることが予想されます。内有利の有馬記念ですが、ある程度スタート上手くないと最後方からの競馬になる可能性もあります。
さて、逃げるのはタイトルホルダーと、内からはウインマイティーの可能性もありますが、多分タイトルホルダーでしょう。スタートも上手いですし、そんなに外枠が気になるような感じはしません。
内の3番手辺りにウインマイティー。外枠からはさらにディープボンドとボッケリーニ、ブレークアップも先行してきそうです。
中団にジャスティンパレス、イズジョーノキセキ、エフフォーリア、アリストテレス、ジェラルディーナ、ポタジェ。
エフフォーリアはゲートは上手くないですが、二の足はまあまあるので、内枠に後方勢が多く、中団辺りでレースが出来そうです。
後方勢はイクイノックス、アカイイト、ラストドラフト、ヴェラアズール、ボルドクフーシュが最後方。
イクイノックスは調教で折り合いにかなり気を付けてたように見えましたので、多分前半はそんなにポジションは取りに来ないと思います。
レースペースはミドルペースを想定します。
ペースを握るのがタイトルホルダーで、同馬のペースは分かりやすく、前半少し飛ばして縦長隊列形成。中盤でペース緩め呼吸を整える、後半は1000mのロンスパ戦に持ち込んでキレ勝負にさせない。これが鉄板パターンです。
ただ、今回は逃げ馬がそんなにおらず、タイトルホルダーに競りかけるような馬も見当たらないので、スローまでペースを落とさないしてもミドル程度で落ち着くと思います。さすがにハイペースにはなることはないでしょう。
このレースペースから狙いたいのは、後半のロンスパ戦についてこれるか、それまでにある程度のポジションを取れるのかその2点です。
調教分析
A評価
ボルドグフーシュ
その次にいい動きだったB+評価は以下の通りです。
ジェラルディーナ
ヴェラアズール
ラストドラフト
タイトルホルダー
レース予想
◎タイトルホルダー
○ジャスティンパレス
▲ディープボンド
タイトルホルダー
メンバー的にも楽にペースを握れそうで、自分でレースを作れるのはかなり有利だと思います。追い切りの動きからも凱旋門の疲れは特に感じさせず、春のようなレースをすれば自然と勝ち負けになると考えます。
ジャスティンパレス
内枠に差し馬が多く、スタートを決めれば、この馬がインのいいポジションを取れると思っています。理想はウインマイティーの後ろ。菊花賞では4コーナーでじっとしていて、ラスト直線で追い出す競馬。ラストはアスクビクターモアを追い詰めた末脚はこの有馬記念でも炸裂してくれると思います。あと、マーカンドはかなり上手いと思ってますので、そこにかなり期待。
ディープボンド
大外は痛かったが、逃げ馬がそこまでいなく、先行勢のブレークアップ、ボッケリーニもそこまで前に行きたいタイプではないので、川田ならこの馬の特性を理解してしっかり前目の2番手辺りを追走してくれそうです。レース適性はかなり高く、大外で人気が落ちるなら積極的に狙っていきたいと思います。
ジェラルディーナは良い枠ですし、4番手評価です。イクイノックスは後ろからの競馬になりそうなのと、本質的には広いコースの方が適性が高いと思っているので、5番手以下の評価で。調教が良かったボルドグフーシュも後方からの競馬になるので、あっても3着という印象。
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