馬場想定
土曜日の阪神競馬場は良馬場でして、3,4コーナーは荒れてきてはいるのですが、比較的、前内が有利な馬場状態だったと思います。
差し馬が出現したレースも4コーナーである程度の位置に付けれていないと厳しい印象でした。
日曜日の天気もいいとのことなので、引き続きハイペースでないなら、最初から前目にいる方が有利で、後方からはかなり力がないと厳しいのではないかなと思います。
ただ、阪神内回り3000はラスト800くらいから下り坂の構造になっており、少なくともラスト800ダッシュは間違いなく発生しそうで、さらにスローペースならそれよりも早めに動き出す可能性もあり、結局底力勝負になりそうです。
展開予想
今回は明確な逃げ馬はいないのですが、前走逃げて全くいいところがなかったビーアストニッシドが逃げるのではないかと思っています。
外枠に積極的に先行したい馬が多く、アスクビクターモア、フェーングロッテンは2番手辺りを追走。マイネルトルファンも前目に付けそうです。
内枠で周りに先行馬が居ないガイアフォースはスタートで不利を受けづらく楽に内の4番手5番手辺りのいいポジションを取れそうで、外枠からはポッドボレットが先団外目を追走。
中団に、プラダリア、セイウンハーデス、ジャスティンパレス、セレシオン、シホノスペランツァ、シェルビーズアイ。
後方の外目にディナースタ、内目にヴェローナシチー、ドゥラドーレス、アスクワイルドモア。
最後方にヤマニンゼストとボルドグフーシュ。
レースペースはスローペースを想定します。
長距離戦で、逃げ馬不在の今回。序盤はポジション取りの影響と下り坂の影響で、ある程度ペースは流れると思いますが、中盤はペースが落ち着くと思います。この中盤でどれくらいペースが落ちるか。そして終盤でどこからスパートを各馬が仕掛けるかでレースレベルが決まります。
参考にしたいレースは前哨戦のセントライト記念です。
今回人気を背負う先行するであろう2頭がゴールから逆算してどのあたりからスパートを仕掛けるかを紐解くにはセントライトでどのあたりからスパートをかけていたのかですが、ずばりラスト1000あたりからペースが上がっていました。
ですので今回もラスト1000くらいからレースペースが上がると考えて考察していきたいと思います。
ちなみに神戸新聞杯はラスト800くらいからペースが上がっており、少し前に有利な展開だったと思っています。
データ分析
平均配当は少荒れくらいで、馬鹿みたいには荒れない傾向
1番人気の信頼度は高めで勝率も悪くない、その他は7番人気までなら十分チャンスあり
2枠の成績が抜けてるが、5,6,7枠の成績も悪くない
馬格がなさすぎるのはマイナス、460㎏以上だと成績上昇傾向
追込馬はかなり厳しく、3コーナーの時点で中団くらいには進出できないと好走例無し
調教分析
上位評価馬
A アスクビクターモア
フェーングロッテン
B+ ガイアフォース
プラダリア
ボルドグフーシュ
ヤマニンゼスト
ドゥラドーレス
ヴェローナシチー
ディナースタ
ポッドボレット
セレシオン
レース予想
◎アスクビクターモア
○ガイアフォース
▲ボルドグフーシュ
アスクビクターモア
クラシック皆勤賞で、どのレースでも世代上位と遜色ないパフォーマンスを見せています。今回はその世代上位が不在で、堂々の主役。気性的に距離延長が気になりますが、掛かりながらも毎レースいい根性を見せていて、今の速い阪神の馬場にも対応可能で、自分でレースを作れるのも大きな強みです。
ガイアフォース
前哨戦のセントライト記念ではアスクビクターモアをマークして差し切り勝ちと計算通りのレースを見せてくれました。3着以下の馬との着差も大きく、同世代では能力がずば抜けていることを証明したと思います。内枠もロスなくレースできるいい枠に入ったと思います。
ボルドグフーシュ
前走の神戸新聞杯では大外分回しで、負けて強しの内容。ズブい馬で距離が延びるのはプラスになると思われます。不安点は脚質が追込なことで、菊花賞では追込馬の成績はかなり悪いので、そこだけ心配。
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